okasurfer2008-02-21

 帰宅してなっちゃんが寝たあと、けったいな冊子を発見。

 なっちゃんだけの ひみつのにっき」
 …って、おい。
 秘密の日記をリビングに放置するとは、おぬし脇が甘すぎるぞ!
 秘密の日記がこれ見よがしに置いてあるので、仕方なく(?)読んでみたが、なるへそ。ねんど遊びをめぐる、保育園における人間関係の複雑さの一端が記されているのであった。
 まあどの世界にも強者と弱者がいるわけで。女の子って、大変なのね。

おてがみシリーズ

okasurfer2008-02-17

 土曜に、Mちゃんママに教えてもらった区営のプールを下見してきた。
 これが、想像以上に、イイ!
 でかいガラスの温室様の建物の中に、50mプール、25mプール、子供用プール、ジャグジーがあるのだ。しかも夜9時までやってるとは。いやー、もっと早く知ってればなあ。最近運動不足が気になっているので、ここは是非にも利用せねば。
 …と思い、早速日曜に行こうとしたが、どうもなっちゃんは喘息気味で咳をしている。さすがにこの寒い中、濡れた髪で外を歩いたんでは悪化しかねないので、ママの進言に従い、ここは延期することにした。しかしなっちゃんは相当楽しみにしていただけにひどく不満げで、ふくれっ面。
 しばらくたった後、ふと冷蔵庫をみると、ん!?見慣れぬ紙が貼り付けてある。なになに。
 「らいしゅうの23にちか24かにプールにいきます。ぜったいこんどはやくそくだよ。やくそくしなきゃわたしのつくったえほんみせないからね。わかった?わかんなきゃぜったいえほんみせないから。それも3にんでプールいくんだよ。とくにままいやだっていわないでね。
 ここで言う「えほん」とは、先に執筆に取り掛かったものの、飽きてしまったかはたまたストーリーに行き詰ったらしく放置されている「ぜったいがんばってみせる!」を指すらしい。
 いや〜、直接言わずに紙に書いてるあたり、こりゃ相当根に持ってるのか?なっちゃんに、「こら〜。何書いてんの。」といったら、うししし、と笑っている。こりゃ行かない訳にいかんな。
 ところが、どうやら来週は改装工事でプールが休みらしい。これはまずいなあ。でもなっちゃんには、まだ言えずにいる。

最後の保護者会

 昨日は、保育園生活最後の保護者会があったので、仕事を夕方に無理矢理切り上げて出席してきた。
 議題は、卒園式の準備関係が主だったのだが、最後に、保育園生活を振り返ってひと言、みたいなのがあり、出席者ひとりひとりが発言。
 やっぱり0歳の時から6年間近くも子どもを預けているわけで、子どもたちにとって見れば保育園はまさに第二の家庭といったところ。お母さんたちからは、それぞれ印象的なコメントがあったが、「子どもが、お友だちみんな、家族だったらいいのに。」といっている、という話がでたあたりから何となくしんみりムードになり、涙ぐんでコメントに詰まってしまう人も。
 今からこれだもん。卒園式なんか、まともに過ごす自信ないなあ。以前、年上のクラスの卒園式に出ただけで泣きそうになったからなー。
 式で子供たちが歌う、「さよならぼくたちのほいくえん」というきれいな歌があるのだが、先生も、これを練習していると泣いてしまうそうだ。
 …って書いているだけでウルッと来そうになったぞ。やーめた。

天国への手紙

 週末にランドセルをもらいに実家に帰ったが、到着するとすぐになっちゃんは「クッキーと大じいちゃんをおがみに行こう」と、仏壇のある和室にパパの手を引っぱる。いい子だなあ、と思ってたのだが、昨日、普段納戸になっている部屋の窓際に何やら手紙があるのを発見した。

「クッキーへ。いつもてんごくでどうしてる?いつもてんごくであたしをみまもってくれてありがとう。クッキーだいすきだよ。ときどきねがいをかなえてくれてありがとう。なつきより」
 天国からクッキーが読めるように、というつもりで窓際に置いたらしい。何か泣けてきてしまったぞ。なんつーいい子なんでしょうねー。親が性悪なのが申し訳ない。

バレンタインデー

 バレンタインデーがパパにとってすっかり意味を失って早10年超であるが、毎週頼んでいるホームヘルパーのおばちゃんがなっちゃんアンパンマンのチョコを持ってきてくれた。なっちゃんは大喜び。今のところ彼女にとって、バレンタインとはチョコが食べられる日ということになっている。当然、本来の意味など教えるつもりは毛頭無いがな。
 さっそく、おばちゃんあてにお手紙を書いていた。
「おいしそうなチョコどうもありがとう。あんぱんまんのどきんちゃん、いちごあじだから、パパとけんかするかもね。パパはチョコレートよりいちごのほうがすきだから。なっちゃんもそうだよ。パパとなっちゃんは、このみがにてるからね。うふふ。でもままはいちごよりチョコレートがすきだからままはきっとチョコレートをたべるとおもうようふふ。なつきより。」

okasurfer2008-02-11

ランドセルを受け取りに

 日曜は、じいじ&ばあばがランドセルを買ってくれたので、受け取りがてら実家に帰った。
 今日びのランドセルは、色がきれいだし(水色とかピンクとかが普通にあるんです)、なにせ軽い。おまけになっちゃんが買ってもらったランドセルには、背中のところにサンリオの「マイメロ」(だったっけ?)キャラクターが彫ってあるのだ。なっちゃんもすっかりお気に入りの様子。
 ためしに背負わせてみると、わー、もうすっかり小学生だぁ!何か感無量だなあ。

ついでに体操服も

 月曜は、学校指定の洋品店で、体操服やら防災頭巾やらを購入。
こういう店って、まだあったんだねーと感心するようなレトロな店。おじいさんとおばあさんが2人で切り盛りしている様子。何だかこちらも小学生時分にタイムスリップした気分になった。そういえば、小学校低学年の時は、「防災頭巾」ではなく「防空頭巾」と呼んでたのを思い出したぞ。
 帰宅してさっそく体操服を着せて、「ラジオ体操第二」のゴリラ体操(?)なぞをやらせてみるのであった。

ついついポイント稼ぎ

 4月からは学童保育ゆえ、ひとりで登下校の練習もしないといけない。ついで、運動オンチで恥をかかぬよう、鉄棒やら縄跳びやらの練習も少々。小学校入学準備をしながら、子どもが大きくなることに嬉しさも感じつつ、一抹の寂しさも感じるという複雑な心境である。
 だからと言うわけではないが、保育園の給食メニューでなっちゃんが一番好きな「たらこのスパゲッティ」でも作ってやるかな、と急に思い立った。
一種のポイント稼ぎですな。アンチョビやキャベツも使った、バター醤油風味の少々手の込んだ「たらこスパゲッティ」。
「すっごくおいしい!!」と満面の笑みを浮かべるなっちゃんに、ついつい嬉しくなってしまうのであった。

ちゃんこ日和

 雪混じりの雨が降る寒い日だったが、夜は市谷で「ちゃんこ鍋」を食べてきた。
 うれしいメンバーに参加してもらえたので、外は寒くとも心と体はホッカホカ。世知辛い世の中、また頑張る気力が湧きました(我ながら安上がり)。
 …でも、外に出たら、ちゃんこ効果も一瞬で消失するほどにやっぱり寒っ。まあ、「冬来たりなば、春遠からじ」さ。

著作そのX

 帰宅したら、なっちゃんからの手紙。
 「パパへ。そばにえほんがおいてあるから、おたのしみにしてよまないでね。うらにしてあるから、だいめいもよまないでね。たのしみにしてて。」だって。近くに、画用紙を使ったお手製の「絵本」が裏返しに置いてある。
 「だいめいもよまないでね」って…。そんならわざわざ置くなよ〜!と思うがそれが子どもらしさというもの。なっちゃんには悪いが、そっと題名を覗いてみると
「ぜったいがんばってみせる!」
 彼女らしくないタイトルだなあ。さて一体、どんな絵本ができあがるのだろう。

もう2年

 去る週末は、雪の降り積もるなか、二年前の元旦に亡くなった親友のお宅にお邪魔した。娘さんも、もう4歳と7歳。元気に育っているのが嬉しい。
 7歳の娘とオセロやらジグソーパズルで対戦したが、少し手加減したもののなかなかの腕前。
 しかし何より、4歳になった下の娘さんは、…いたずらでちょっと不敵な笑顔がパパと瓜二つ。思わず抱き締めずにはいられなかった。

 ここにしっかり生きてるじゃん。
 彼女の目を見て、そう思った。

出銭土地

okasurfer2008-02-04

出銭ランド紀行

 今を去ること一週間前、あの「出銭ランド」に泊りがけで行ってきた。
 強力な西高東低の気圧配置による今年一番ともいう厳寒のなか、中国語や韓国語が飛び交う激・混雑空間での2日間の修行である。無事お勤めは済ませたものの、心身ともに疲労困憊及び衰弱し、記録する気力を回復するために概ね一週間を要したこととなる。今週末は休日出勤だったしな。
 出銭ランド、またの名をネズミーランドとも言うが、恥ずかしながら告白するに、妻がその宗旨に感化されており、しきりと家族に帰依を薦めて来るので気が抜けない。昨年は、ムスメのノロウイルス感染など諸般の事情により二度も行く羽目となった苦い経緯があるのだが、本年は早くも一月に一度目の修行に赴く結果となり、先が思いやられるのである。

着ぐるみの乱舞

 出銭ランド内に多数生息する着ぐるみ集団においては、オス・メス都合二匹のネズミの着ぐるみがヒエラルキーの頂点に君臨している。国内外の信者たちは、他のいかなる着ぐるみ、及び場合によってはメリケンより渡来したと思われる生身のイケメンあるいはお姉様よりも、このネズミの着ぐるみに心酔しているのだ。
 あまり人の宗派をけなすのは大人気ないと思い、引きつった笑顔をキープしながらひたすら人ごみを耐え忍んだが、それを良いことに妻は、こともあろうに昼と夜の二度にわたり、着ぐるみの仮装行列を見たいとのたまい、寒風吹き荒ぶ中、行列開始の30分も前から沿道に「座り込み」をするというのである。信者が跋扈する園内では、もはや無駄な抵抗はしまいと決めていたので、これも修行の一環と、地べたから上がってくる冷気にひたすら耐える。
 おりしも先般、出銭ランドで仮装行列中の山車から重量物が落下するという事故があり、いつ着ぐるみが空から降ってくるかと気が気ではなかったのだが、幸い何事も無く行列は終了した。
 更に夜間の行列では、「灰かぶり姫」(注:死んでれら)のまがい物が、ハリボテの城の前でネズミや野獣らの着ぐるみに囲まれて模擬的に「戴冠式」を挙行するという。信者の列にまじり、寒さに震えながら遠くから眺めていると、舞台の一部がやにわに高くせり上がり、こともあろうに衆人環視の中「姫」が「王子様」にキスをするではないか!!なんたる破廉恥!こちらは保育園児を連れているのである!教育的悪影響を考えてもらいたいモノダ。

ひきつづき泊りがけで修行…

 夜は、団体が経営する合宿所「アンバサダーホテル」において束の間の休息が許される。ただしこの合宿所内には、そこかしこにネズミをあしらった装飾がなされているうえに、テレビをつけても「出銭ランド」に関する洗脳ビデオが流されており、気が抜けない。
 恐ろしかったのは、親の宿泊手続き中、洗脳ビデオを見せられた子供たちが、恍惚状態となって無言でテレビに向かう姿であった。それはさながらハーメルンの笛吹き男か、はたまたピノキオが連れて行かれた「遊んでばかりの子どもがロバにされる国」のようであった。我が娘もその一団に紛れていたのは痛恨の極みである。
 更に、この合宿所の昇降機は、驚くべきことに、宗派の象徴であるオスの大ネズミ「ミッキー」による、オッサンの裏声のような声色でしゃべるのである。曰く「3階だよ〜!」「ロビーにとうちゃ〜く!」など。運悪くどこかの見知らぬおっさんと2人きりで乗る羽目になった場合の気まずさったらない。

フィナーレは出銭海

 無事朝を迎え、朝食は「シェフ・ミッキー」とかいう施設でとることとなったが、これが曲者。何せ5分おきに着ぐるみが襲ってくるという、極めて過酷な環境下で食事を強いられるのである。着ぐるみ達は、強襲のたびに、いちいち子どもと一緒に修行の記録写真を残せと身振り手振りで強要してくるので始末が悪い。こいつら着ぐるみの下で大汗かいてるんだろうなーと思いつつ、フィルムを数十枚も浪費するのであった(デジカメだっつーの)。
 2日目は、「出銭海」での修行。世にディズニーシーとも言われている。
 こちらは「ランド」に比して人気が無いらしく、比較的空いている。ただしこちらの町並みは、古今東西を滅茶苦茶に混ぜた代物ではあるものの、『海』がモチーフになっているため、小生も…意外と好き。
 妻に引っ張り回され、さすがに娘も目に隈ができているので、ここは少し修行の手を緩めてもらうこととする。妻はどうしても「地球の中心」(センター・オブ・ジ・アース)なる展示物が体験したいというので、小生がムスメとメリーゴーランドで無駄な回転運動をしている間にひとりで行ってもらうこととした。ちなみに数年前、妻と2人で来た時には、「センターオブジアース」、三回も乗せられた苦い経験がある。くわばらくわばら。

次は何時になることか・・・

 こうして、ひとり妻を除き、ムスメと小生は心身ともに激しく疲労しながらも、修行は無事?終了した。
 しかし、妻にとってはこの善光寺参り、効果が長続きしないらしい。帰るとすぐ「また行きたい」と言い出した。まさに麻薬のごときものなのか。おそるべし出銭効果。
 こんどは、同じ宗派の友人を探して行っていただきたいものだ。
 最後に、着ぐるみの仮装行列で見かけたおぞましい着ぐるみのごく一部を記録したので以下に紹介し、筆を置くこととする。

ハマグリとかぶの葉スパゲッティ

 ママは「ゴリエのチアリーディング」練習が佳境なので、なっちゃんと2人で留守番だよん。
 昼ごはんは、先日なっちゃんが卒園文集の「いちばん好きな食べ物」に貝のスパゲッティをチョイスしたことの喜びを表すため(?)、ボンゴレに決定・・・したのだがナント近所のスーパーにアサリがない!!仕方なくハマグリで、「貝のスパゲッティ」作りだけは担保することとした。
 ハマグリは和の素材ゆえ、オリーブオイルは使わず、日本酒で蒸し、かぶの葉としらすとアンチョビで味にアクセントをつける。ついでバター少々と、しょうゆでソースを仕上げ、1.9mmパスタと和えたら、白髪ネギで仕上げ。
 なかなかおいしく出来たぞ。なっちゃんもご満悦。こんどこそはボンゴレを作るからね!