■
積読
しかし、生来のビンボー性ゆえ、多少まとまった休みが取れると思うと、読めるわけないとは知りつつも、ついつい本を買い込んだりしてしまうのだ。
今年、年末頃に買い込んだのは「ウルトラ・ダラー(手嶋龍一)」「生物と無生物のあいだ(福岡伸一)」「壊れる日本人(柳田邦男)」「サクリファイス(近藤史恵)」「毎日かあさん3,4(西原理恵子)」「ロング・グッドバイ(レイモンド・チャンドラー/村上春樹訳)」といったあたりかな。
このうち実際に読めたのは、「ウルトラ・ダラー」と「ロング・グッドバイ」を除く各書。もっとも、年末からぼちぼち読んだのを除き、純粋に正月休みに読んだのは「生物と無生物のあいだ」「サクリファイス」」くらい。
生物と無生物のあいだ
このうち前者は、サントリー学芸賞も受賞した新書で、「生物と無生物の違いは何か」という一見当たり前に思える問いについて、分子生物学者の著者が詩的な文書で綴ったもので、ひどく面白い読み物だった。特に、生物を波打ち際に作った砂の城に例え、人間はたとえ外見は同じでも、人間を構成する細胞は短期間ですっかり入れ替わってしまっていることなどを説明した部分には、感動を通り越して切なさまで覚えてしまった。
科学を扱った新書でありながら、推薦の帯に名を連ねているのが、よしもとばなな、最相葉月、高橋源一郎、茂木健一郎・・・といった名だたる人たちであるのもむべなるかな。是非読むべきオスス本です。
新ツール導入
さて、現在台所からは何やらシューシューピーピーと音がする。
そう、「圧力鍋」ですな。
今回帰省した歳、妻の実家で使わなくなった圧力鍋があるというので、即「ぜひください!」と貰い受けてきた。
これが何せエラく古い代物である。義理の母が大事に保管していた「説明書」ももらってきたのだが、シミだらけのこの説明書、タイトルが
「極秘 圧力鍋のすべて」。
・・・な、何だかすごそ〜。。ちなみに、どんな極秘事項が記されているかとワクワクして開いてみると、内容は、・・・単なるレシピ集じゃん。
妻が、熱を出したなっちゃんを置き去りにして、卒園式の「ゴリエのチアリーディング」の練習に出かけてるので、このあいだに、安いスネ肉をゲットしてビーフシチューを調理中なのだ。
上手く出来るか、楽しみであります。