粉ケーキ!

okasurfer2006-12-24

今年こそ

 今年はイブが休日である。みんなでクリスマスメニュー作りと相成った。
 メニューは、いつもの定番、グラタンとチキンのトマト煮込み、それにケーキ。このチキンは、僕が三歳位の頃からの定番メニューである。恐らく三十数年、ほとんど欠かしたことが無いのではないか。レシピは、オクサンではなく、ワタクシがしっかり引き継いでおります。
 で、今年のミソは、パパの初のケーキ作り。マドレーヌなんかは焼いたことがあるが、スポンジケーキは初めてである。そもそも、昨年は、ケーキを作ろうと炊きつけておきながら珍しく熱を出してしまい、オクサンがケーキを作るという、所謂「怒りのケーキ事件」が勃発している。今年は作らざるを得まい。

粉ケーキ!

 で、張り切って作りはじめたものの、何故かスポンジケーキが上手く膨らまず、厚さが当初予定の半分程度に!これではスライスして真ん中にクリームを挟めないではないか。仕方ないので、中央から真っ二つに切って二つを重ねることにした。これではホールケーキでなく、半月ケーキである。しかも、よく考えると、体積が半分と言うことは、密度は二倍…!?
 恐る恐るケーキを二つに切り、断面を見ると、何かところどころに白い固まりが。これって、小麦粉じゃん!おえ〜、粉ケーキだ。
 気を取り直し、ホイップクリームを塗りたくって、体裁を取り繕う。まあ、見た目は普通の「半月ケーキ」完成。

お味は?

 オクサンが作ったグラタンとガーリックトーストは、美味しく出来た。僕が作ったチキンのトマト煮込み、即興のレタスとトマトのスープもなかなか。アルコールがダメな夫婦なので、なっちゃんと三人で「シャンメリー」で乾杯である。
 さて、お腹が膨れたところで、いよいよ食後のデザート、「粉ケーキ」!恐る恐る食べてみると、…うむ、身が引き締まっていて、なかなかの歯ごたえである。
 最初は「おいしい」と言っていたなっちゃんであるが、次第に箸が進まなくなり、ポツリと「硬い…」。そのうち皆、無理やり食べているのが可笑しくなってきた。しまいになっちゃん創作の「粉ケーキ」の歌をうたい始めるに至り、ついにこらえられずにみんな爆笑になってしまった。
 料理歴10数年のワタクシであるが、ここまで露骨に失敗したことはあまり例がない。悔しいな〜。くそー、いつかリベンジしてやる、と固く誓うのであった…。
 ところで、「粉ケーキ」、あと半分ほど残っている。誰か食べませんか?