マーボーマスター

 こんな本を買った。→麻婆豆腐大全 (講談社 Mook)
 Amazonで中古で買ったので、何と1200円が240円!しかも殆ど新品。内容は、丸美屋のプロモ本的な側面が強いが、それでもイマジネーションを刺激する有益な情報が満載である。
 さて、学芸大学に「天悠」なる中華料理店がある。そこの料理はホントにおいしいのだ。特に旨いのが、麻婆豆腐。本書の中にも、そのレシピの一部が掲載されていた。またあの味が再現したくなってきたぞ。そういえば、以前購入した「Danchu」にも、天悠のレシピが掲載されていた。それも2通り。久々、麻婆マスターの血が騒いだ。雨も降ってるし、この際、二種類作ってみるか!
 二種類のマーボー豆腐は、似て非なるもの。一つは、細かく刻んだ牛肉をベースにした「陳麻婆豆腐」、もう一つは豚挽き肉をベースにしたものである。いつもは、それぞれの良い所をミックスして、オリジナルのレシピで作っているのだが、一度基本に返ってみようと思い、ほぼレシピ通りに作ることにした。

牛肉バージョン

  • 細かく刻んだ牛肉を、カリカリになるまでじっくり炒める
  • 豆板醤と、一味唐辛子を加える(一味が無かったので、鷹のツメをすり鉢で細かくした)
  • スープを入れ、下茹でした豆腐を投入
  • トウチと、ネギで調味、すり鉢ですり潰した花椒を散らす。
  • 水溶き片栗粉で仕上げ

豚肉バージョン

  • 豚ひき肉をしっかり炒め、醤油、酒、テンメン醤で味付け
  • きれいな中華鍋で豆板醤を炒め、上記豚肉を投入
  • スープを入れ、下茹でした豆腐を投入
  • 以下同じ

…という具合ですな。いつもどおり、なっちゃん用にも辛くないのを作ったので、都合三種類である。さすがにツカレタ…

 牛肉バージョンには、醤油も塩も入れてないのである。考えてみると、トウチも豆板醤も、結構塩気があるもんね。
 それに、今回はいつも入れているニンニクや生姜を入れていない(なっちゃん用には入れたけどね)。物足りないかと心配したが、食してみると、どちらも旨い!牛肉バージョンは、牛肉の脂が効いていて、こってりだが甘みがある。この際、麻婆豆腐屋でも開こうかなあ。。メニューは、もちろん「ボンゴレビアンコ」と「麻婆豆腐」ONLYである。食い合わせについては、責任を持てんがな。

ほとんど趣味

 なっちゃんとお友達の家にお呼ばれ(忙しいねえ)してたオクサンは、帰宅して三種類の麻婆豆腐を見て、呆れ顔。「ほとんど趣味だね…」って、ほとんども何も、趣味ですよ、ええ。でもアナタに還元しているのだからいいじゃん!
 ただし、ちょっと辛くしすぎたようで、ヒーヒー言いながら食していた。でも、カプサイシンは、痩せる効果があるらしいよ〜。