キング・コング★★★

朝からMOVIE

 本日は、なっちゃんは朝からママといっしょに保育園のお友達と新宿に人形劇を見に行く約束。こりゃまたとないチャンス!ということで、一人で朝から六本木に行き、昨日封切になったばかりの「キング・コング」を観ることにした。何せあの超大作にして名作、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のピーター・ジャクソンが監督とあらば、観ないわけには行かない。観る者の人生観にまで影響を与えかねないあの映画のような、スバラシイものを見せてくれるに違いないと、期待も高まろうというものだ。
 独身時代はよく土日にモーニングショーを観に行ったのだが、超久しぶりである。少々朝早いが、空いているし、カップル率が低いので一人で行くには最適だ。ものの30分でバージンシネマ六本木に着いたのだが、げげー、朝イチなのに行列しとる!でも、上映開始には何とか間に合った。大作だけに劇場のキャパもでかいので、入りは30%強というところだろうか。いいねえこのパターン!

どんなもんかねえ

 さて、サル映画であるが、言わずと知れた有名映画のリメイク版。僕の年代だと、小学生の頃にリメイクされたものが何とか記憶に残っている。当時はコングの顔や手をロボットで作ったのが話題になっていて、「小学○年生」みたいな雑誌に特集が組まれていたっけ。それが今やCGで何でも描けちゃうんだから驚きだ。
 出演キャストはなかなか豪華。主演は、あの一度見たら忘れない超濃い〜顔のジャック・ブラック。この人が出る映画は大抵面白い。何せ顔だけで笑えるからね。「愛しのローズマリー」は笑いあり涙ありの最高のコメディだし、最近では「スクール・オブ・ロック」での怪演が記憶に新しい。スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
 ヒロインはナオミ・ワッツ。もう一人準主役は、「戦場のピアニスト」で主演していたエイドリアン・ブロディ。一人一人はいい俳優なんだけど、何となく、ちぐはぐなキャスティングという気がしないでもないが…。
 で、ストーリーは、いまさら説明するほどの内容はないので、映画を観た感想。

  1. やたら長い
  2. 目まぐるしくて疲れるので、あまり前列に座らないほうが良い
  3. CG満載で見せる映画は飽きた
  4. ジュラシックパークタイタニックを足して割ったような映画と言うのはホントだった。何ならインディ・ジョーンズを足してもいいぞ(どっかで見たようなシーンばっか)
  5. …美人って、得だなあ!

「ロード…」があまりに素晴らしかったので、期待しすぎたのがいけないと言えばそうなんだけど。冷静に考えれば誰が撮ろうと「キングコング」は「キングコング」なんだよな。サービス盛り沢山の映画ではあるが、「ロード…」のような何かを期待するとズッコケるので、カップルで遊園地に行くつもりで行くのが正解ですね。