パッチギ!★★★☆

 マスコミの評判が良かったので期待していたのだが、それなりに印象に残る映画だった。
 日本に住んでいると、あまり民族問題を意識する機会はないけど、やっぱりこういう問題って根深くあるんだろう。ハッピーエンドなので気持ちよく観終わることができてよかったけど。パッチギ ! スタンダード・エディション [DVD]
 良くも悪くも監督の演出が特徴的なので、好き嫌いはあると思うが、全体に日本映画のお手本のような「いい話」だと思う。ヘンな言い方だが、自主映画を製作するような人にとっては、バイブル的映画になるんではないかな、という印象だ。俳優陣も個性的で良い味をだしていて、つい感情移入してしまった。
 難を挙げれば、音声が聞き取りにくいこと。これって、日本映画全般に言える気がするのだが、とにかく俳優のセリフがぼそぼそしていて何を言っているのかわからないシーンが多い。僕が耳が悪いだけなのかな?
 それにしても、「イムジン河」って美しい曲だが、悲しい歌なんだな。