チャーハン侮るべからず
泳ぎ疲れたら、お腹もすくというもの。面倒なので、昨日の残りご飯でチャーハンを作ることにする。食いしんぼうのなっちゃんは、「お昼はチャーハンにしようか」と告げたとたん、頭の中がチャーハン一色になり、「パパのチャーハンっておいしいよね〜」「ぶたにくも、入れてね」などと、道すがらずっとチャーハンについて語っていた。
段取りが命!
チャーハンなんか料理じゃない、という方、ちょっと待った!フライパンひとつでできて簡単だけど、チャーハンには炒め料理のエッセンスが詰まっているんである。侮ってはいけない。チャーハンがうまく作れれば、他の料理だってうまく作れるはずだ。
まあ、チャーハンの作り方ごときをいちいち解説はしないけど、エッセンスは
- 材料はすべて刻んでおき、すぐに投入できるようにスタンバッておくこと。
- 油は、少し多めに。しっかり熱すること。火は終始強火に。
- 熱した油には、最初に溶き卵を投入し、すぐにご飯を入れること。なお、面倒くさい場合は、ご飯に溶き卵をかけてしまっても良い(その場合、混ぜちゃダメ)。
- ご飯に少し酢をかけておくと、パラパラに仕上がる。
- 卵が「玉子焼き」にならないよう、ひたすらフライパンを返し続ける(または木べらで素早く混ぜつづける)
・・・という感じですかね。炒め物はなんでもそうだけど、中火でぐじゅぐじゅやってると、水っぽくなっておいしくない。よく、家庭のコンロは火が弱いので、と言われるけど、3人前くらいなら全然問題なし。2口コンロなら、火の大きいほうを使って、火力を最強にすれば充分です。
アレ入れてみると「!」
チャーハンの具なんて、はっきりいって何でもいい。基本的にはネギと卵があれば、それなりにおいしく作れる。あとは、勢いと気合である。
ちなみに、こってりしたチャーハンが好きなひとは、肉売り場に置いてあるすき焼き用の牛脂、アレをひとつ入れてみてください。ぐんと風味が増す。あと、ガーリックオイル、これは常備しておくとパスタや炒め物など、何にでも使えるので重宝する。僕は最初のサラダ油に、ガーリックオイルを混ぜている。
あと、変り種。チャーハンと平行して、卵の白身と中華スープと多めの片栗粉でソースを作り、チャーハンの上からかけると、高級ごちそう風チャーハンになる。お試しあれ。