市民プール好き

駒沢公園プール

 夏といえばプール!ということで、まだ梅雨明けしてない曇り空の下、世田谷公園のプールに行ってきた。オクサンは例によって土曜出勤なので、なっちゃんと2人である。

 市民プールって、夏気分が満喫できて、大好きだ。特に、50メートルプールが一本だけあるような、ストイックな屋外プールがいい。塩素のにおいがプンプンする「腰洗い槽」につかったあとはひたすらコースを往復し、休息時間にはプールサイドで文庫本を読む。泳ぎ疲れたあと、だるい体で自転車をこいで帰り、風鈴の音を聞きながら昼寝するのなんか、夏限定の最高の贅沢である。
 市民プールにもいろいろある。武蔵野市のプールは何だか学校みたいな雰囲気の、「市民プールの王道」だった。脇に陸上競技場があるので、泳いだあとトラック脇の芝生で昼寝するのが気持ちよかった。さいたま市のプールは妙に充実していて、どこのプールに行ってもスライダーはあるわ、流れるプールはあるわ、焼きそばは売ってるわで、遊園地のプール顔負け。まあ、海なし県のせいでしょうな。

 さて肝心の世田谷公園プールだが、これは完全な子ども向け。プールの真ん中にはクジラ君が鎮座しているし、深さは80センチ。ちっちゃい子供用のプール(というかほとんど池)もあるので、子連れにはいいけど、残念ながらおとな一人で来られる場所ではない。だいいちコガキだらけで、泳ぐに泳げん。
 大人な夏を満喫したいなら、駒沢公園プールに行くべし。こちらは場所柄か、金髪の方などもまじっていて少々ハイソな雰囲気。「オムツの取れない子どもはダメ」などの張り紙が、オトナの遊び場であることを強調している(?)まあ、僕の場合、こちらに行きたいときは、子どもがオクサンと昼寝しているときに行くしかないけど。

 去年は顔に水がかかると泣きわめいていたなっちゃんだが、保育園でもプールに入っているのでさすがに慣れた様子。でもパパにコアラみたいにしがみついて離れないので、こちらはちっとも泳げなかった。