サウンド・オブ・ミュージック★★★★★(殿堂入り!)

 あまりに有名なので、何で今さら殿堂入りかと言われても、いい映画だから仕方ない。やっぱり何といっても最後の「エーデルワイス」のシーン、家族の逃走を手伝った修道女が「私は罪を犯しました・・・」と言って警察の車の部品を差し出すシーン、家族で国境を越えるシーンに、ジーンと来る。あと、カーテンで洋服を作るシーンが好き。この映画も、自分の好きな「認められなかった者がしだいに認められていくパターン(異質なものが受け入れられていくパターン)」なのである。ジュリー・アンドリュースがまるで天使のようだ。
 小学校低学年の頃、教育テレビか何かで放送されたとき、親に無理やり見せられた。その時は、つまらない以前に、長女が恋人に呼び出されて庭でキスするシーンで恥ずかしくてたまらなくなり、眠いとかナントカ理由をつけて退散したことが記憶に残っている。
 しかし、近年見たときには、オーストリア人が何で皆英語でしゃべってんだ、とか余計なことが気になってしまった。歳取るのも良し悪しだ。