ニュー・シネマ・パラダイス★★★★★(殿堂入り!)

ニュー・シネマ・パラダイス [DVD]

　物悲しい旋律とともに、大ヒットしたイタリア映画。この映画がきっかけで、イタリア映画を観るようになった人も多いのではないか。
　ストーリーは今更説明するまでもないが、どちらかと言えば、僕の好きな「ダメ男」系に属する映画である。この映画も、何とも切ないのだ。やっぱり、「かなわぬ恋」とか夢とかノスタルジーってのは、人の心を惹きつけるものなんだろうな。映画が、人の心を動かすということを実感できる超名作。これ観て泣かない人とは、付き合えませんね。
　ところで、この映画には後日公開された「完全オリジナル版」がある。僕は、観ない。ストーリーは伝え聞いたが、それじゃ台無しじゃん！！という感じである。美しい思い出は、そのままにしておきたい。ちなみに最近売られているDVDはほとんど「オリジナル版」のようだ。早めに入手しておいて良かった。
　それにしても、これを作った監督は当時30代前半。自分と同じくらいである。参ったと言うほかない。
　ちなみに、同じ監督の「海の上のピアニスト」。素材としては、完璧に自分の好みなので超期待して観たのだが、・・・ノーコメント。あれはコメディだったのか？