フィールド・オブ・ドリームス★★★★★(殿堂入り!)

 これは断じてただの野球映画などではない。理想的家族の物語であり、父と子の物語だ。
 それにしても、この頃のケビン・コスナーって、良かった。何より清潔感があった。
 近年来日した時、若い女性タレントだったかスポーツ選手だったかに露骨な色目を使いまくって日本男児の顰蹙を買っていたが、この映画を観るときは、彼をそういう目で見てはいけない。
 個人的には、この映画での号泣台詞は、”Hey,rookie!”、”Can you play catch?”の2つだが、うーん、全体的に涙なしには見られない・・・。5回は観たけど、何度観ても良い物は良い。原作は、「シューレス・ジョー」。読んだが、あんまり記憶には残ってない。映画が小説を思い切り凌駕した数少ないケースなのだろう。
 伝説のシューレス・ジョー(ジョー・ディマジオ)の役で出演しているレイ・リオッタも、古きよきアメリカの雰囲気を良く出していて秀逸。
 それにしても、ケビン・コスナーの「ボディ・ガード」、ありゃ何だ??確かスペインからの国際線の中で見たけど、俗悪なプロモーションビデオ以外の何物でもない・・・と言うわけで、フィールド・オブ・ドリームス以外の彼については、別人と思うことにしている。