ドリームガールズ★★★★★

ドリームガールズ

　いやーこれはいいね！初めから終わりまで、素晴らしい音楽でもうノリノリであります。
　ストーリー自体は、お決まりのサクセスストーリーに仲間内の確執、出会いと別れが絡まって…とまあ想定の範囲内で別にたいしたことないが、いかんせん音楽にノックアウト。
　登場人物がいきなり歌い出したりするミュージカル仕立ての部分があるので、好き嫌いは別れるだろうな。でも、純粋なミュージカルではなく、台詞を歌にしている部分は一部なので、ミュージカルが嫌いでない僕にとってはむしろ物足りないくらいだった。
　こういう正統派ミュージックって、心に響くんだよなー。以前に見たミュージカル映画「プロデューサーズ」も面白かったけど、これはまた別の魅力がありました。最近の音楽って何だか捉えどころが無い気がするのだが、例えば昨年から今年にかけて大流行した「千の風になって」みたいに、突如として正統派ミュージックがバカ売れすることがある。結局のところ、本当はみんな、美しいメロディラインに飢えてるのではなかろうか？
　それに何といっても、主演の(というか誰が主演か分からないほど皆個性的なのだが)ビヨンセが超美しい。ほとんどギリシャ彫刻というか、肉食獣というか(?)、もう別の生物である。歌唱力も素晴らしいのひと言。一部、彼女のプロモーションビデオか!?と思うようなシーンが散見されたが、あれだけ美形ならばわたしゃ許します。
　黒人のソウルミュージックに完敗。サントラ、買います！