巨大ゾウ

okasurfer2006-11-17

 保育園に行くと、いつもなら紙芝居の最前列にかじりついているはずのなっちゃんが、めずらしく駆け寄ってきた。満面の笑みで、「おかえり〜!!」。嫌な予感…。「きょう、ゾウさんもちかえって〜!!」。来た…。
 先日から、「保育園でゾウさんを作ったんだー」と自慢げだったので、また何かすごいものを作ったらしいとは気付いていたんだけど。
 ここんとこ、ちょっとした工作ブームらしく、やたらとでかい「生き物」を持ち帰ってくることが多い。すでに5匹ほどあるぞ。しかも、工作とは言っても、牛乳だのお菓子だのティッシュだのの箱を、単にガムテープで貼り付けただけの代物だ。このあいだなど、何だかすごい二本足の物体を持ち帰ってきたので、「へえー、かっこいいロボットだね〜!」とほめたところ、なっちゃんは憮然として「これ、いもうとだよ!りりかちゃんっていうの!」だって。え゛ー、妹なんですかあ。どれどれ。見ると、何と足に「いもうと」と書いた紙がセロテープで貼ってある!!ついでに反対の足には、「りりか」なる名札が。。
 警備のおじさんの手を借りながら、巨大な「ゾウさん」を何とか自転車のカゴに乗せ、帰途に着いた。しかし、カゴから思い切り前半身が乗り出しているため、カナリ目立つ。いろんな人がすれ違い様、怪訝そうな視線を送ってきた。何とかマンションに着いたら着いたで、2人に「すごいのつくったわね〜」などと話しかけられました。
 しかし、この「工作」、相当にデキが悪い。それでも、テープの接合箇所など、不器用ななっちゃんが自分で全部作ったとは思えない。「これ、自分で全部作ったの?」と訊くと、案の定、「Sちゃんがてつだってくれたの」だってさ。
 しかし不器用だな〜オマエ。パパは工作とか家庭科とか、大得意だったんだがなあ。小学校一年のとき、授業参観で、モーターで動く「味噌汁冷まし機」を披露し、失笑を買った経験もあるぞ。
 なっちゃんには、是非建築家にでもなってもらいたいと思ってたのだが、こりゃ諦めたほうが良いかも…。