泊りがけディズニーツアー

ホテルの窓から見る花火

ディズニーざんまい

 月曜に休暇を取り、日曜と月曜でディズニーシーとディズニーランドに行ってきた。考えてみれば、なっちゃんの具合が悪いときと定期の通院を除いて、休みを取ったのは昨年の夏休み以来である。さすがに職場には、ディズニーランドに行くから休むとは言ってないけどね〜。
 今回は、ディズニーランド狂いのオクサンが、ディズニーシーの敷地内のオフィシャルホテルである「ホテルミラコスタ」に一度は泊まってみたいといって、何と3ヶ月も前から予約してたのだ。先週、なっちゃんのオタフク騒ぎがあり、キャンセルになった場合にオクサンが超不機嫌になるであろうことを考えると正直戦々恐々だったのだが、何とか無事行けましたとさ。めでたしめでたし

超ハードスケジュール

 オクサンは、普段は近くのサミットに買い物に行っただけで「疲れた〜」とか言ってるのだが、ことディズニーランドとなると急に人格及び目の色が劇的に変化し、超活動的になるのでマジで怖い。今回も、初日のディズニーシーでは、あいにくの雨の中、都合14種類ものアトラクションをはしごする羽目に。ショーの時間を目指してすごい早足で歩くので、なっちゃんを背負ってひいひい言いながらオクサンの背中を追いかけてあちこち歩き回り、ひどく疲れた。あー腰いて…

ハードルクリア!

 今回のディズニーツアーでは、なっちゃんには小さなハードルを課した。もともと彼女はえらい臆病なので、前回ディズニーランドに行った時にはいちいち怖がったり泣いたりして、全然楽しくなかったらしい(僕は仕事で行けず)。
 そこで今回は、子ども用のジェットコースター&もし出来れば「スプラッシュマウンテン」にチャレンジしようと思い、事前に「なっちゃんももうお姉ちゃんだから、簡単に乗れるよね〜」とか「パパが怖がったら、助けてね」とか散々なだめすかしたりプライドをくすぐったりして事前準備をした。その甲斐あって、ディズニーシーでは、子供用コースターのみならず、ヤドカリがくるくる回るアトラクションにも自ら「乗る!」と積極的。えらいぞ!
 で、翌日はディズニーランドで、スプラッシュマウンテンにトライ!本物を見てびびってはいたものの、「乗ってみせるって約束したもん!」と、果敢にチャレンジし、無事クリア!なかなかやるではないか。思いっきり褒めてあげました。これでまたひとつ、自信がついたかな。でも、最後に水の中におっこちたあと、壊れたように「アハ、アハ、アハ…」と笑っていたのがちょっと心配(あとでビデオをみたら、落下中あまりにすんごい表情をしていたのでつい笑ってしまった…)。
 しかし、表情を観察していると、滞在中終始真剣そのもので、決して心からリラックスして楽しんでる訳ではなかったみたい。この歳にして、自らに試練を課してそれをクリアしようという悲痛な決意で望んだらしい。何せ、帰りの車の中が一番はしゃいでいて楽しそうだったもんね。
自分で試練を課しておいて言うのもなんだが、何かかわいそ〜。

グッドデザイン

 今回の滞在の目玉は、やっぱりホテルミラコスタ。オフィシャルホテルをうたってるだけに、アメニティグッズがミッキー尽くしだったりして可愛かった。日本のホテルだけあって、バスに洗い場がついてるのもグッド。パーク側の部屋を予約したので、夜は窓から花火が見えたりして、雰囲気もなかなか。でも、夜中に、ショーの練習をしてるらしく、「地中海」をモーターボートがウインウイン走り回る音が聞こえて、ちょっとうるさかった。
 旅行会社で予約したので値段はそこそこだったらしいが、このホテル、正規料金で泊まるとベラボーな価格である。もともとディズニー系に何ら思い入れがあるわけではない僕としては、家も近いし、一度泊まればもういいや、という感じだが、妻は「また来る!」と息巻いていた。
 あと印象的だったのは、パークやホテルをつなぐ「リゾートライナー」なるモノレール。つり革がミッキーの形をしていたりして、デザインが秀逸でした。
 肝心のディズニーシーとディズニーランドについては、いまさらという感じなので特にコメントありません。ディズニーシーは、ランドスケープを丸ごと作ってることとか、建造物の意匠とかにいちいち感心させられるのだが、ソフトウエアにはあんまし関心なし。何か作り物っぽくていまいちのめり込めないのであった。だって従業員たちはみんな日本人だし、バイトっぽいんだもん。日本人が外人の真似してはしゃぐより、かぶりものでキャラクターに徹してくれ、と思うヒネクレ者なのであった。
 まあ何にせよ、なっちゃんさえ楽しんでくれるのなら、また行きましょう。でも今度行くときは、ぜひ日帰りにしてくれー。