桜満開

花より鍋物

 こうもぴったり4月の始まりに、桜が満開になるものなんですね。
 天気は快晴、すっかり暖かくなって、春全開である。
 今年は保育園のクラスのみんなで花見をしようということになった。
 花見と言えば、千鳥ケ淵とか、上野公園とか、井の頭公園とか、名所はたくさんあるが、どこも大混雑なのは目に見えている。実は、近所の公園あたりが、人込みもなくいちばん綺麗だったりするのだな。そこで保育園近くのこじんまりした児童公園の桜の下で決行することと相成った。
 一度決まれば、そこはママさんパワー全開!いつも感心するのだが、特に厳密に役割を決めている訳でもないのに、なかなかのイベントになってしまうのだ。このあたり、いつも仕事と子育てに追われているママ達の要領のよさが現れる部分だ。世の企業経営者の皆さん、子を持つ女性は貴重な戦力です。
 みなで持ち寄ったシートの上には、テーブルが置かれ、散らし寿司やら、ワイルドライスの入ったサラダを赤いレタスでくるんだものやら、定番のおつまみ系おかずやら、とにかくカラフル。特にKママのセンスには脱帽である。それに今回の目玉は、何と鍋物!豆腐とチンゲンサイと豚肉と葱の入ったなかなか本格的な鍋であった。
 今回は僕はな〜んにも準備に関わらなかったので、せめてもと思い、テーブル脇にセッティングされた「鍋物コーナー」で鍋奉行に徹した(?)のでありました。
 週明けから新年度ということで、片付けなければならない仕事もあって途中で抜けて出勤したが、ママたちはその後会場をSママの家に移動し、宴会を継続したとのことであった。

…しかし、桜見てた人っていたのかな?