バタフライ・エフェクト★★★☆

　確か１月に観た。劇場公開ではあまり注目されなかった作品だが(何せ知らない俳優ばかり出演してるからね)、なかなか面白いという評判だったので観てみた。
　バタフライ・エフェクトというのは、「風が吹けば桶屋が儲かる｣の外国版みたいな意味で、どっかで蝶が羽ばたくと、どっかで嵐が起きるとか、確かそんな意味だったと記憶する。恋愛がらみのストーリーで、何度も過去にもどって人生を修正するハナシだと聞いていたので、前に見た「エターナル･サンシャイン」的なるものを予想していたのだが、さにあらず、ホラー映画ばりに緊張を強いられる映画だった。特に、まだ事態が飲み込めない前半では、心臓の弱い僕は驚いてソファから飛び上がりそうになるシーンが何度もあった(ホラーとか脅かし系が苦手なんです)。
　でも、話が飲み込める頃には、何とも切ない悲恋ストーリーにすっかり感情移入してしまった。悲恋モノに弱い自分を再確認。そして、ラストがなかなか素敵だ。こうでなくっちゃね。なかなかオススメである。
　やっぱり映画って、知ってる俳優ばかりだと予断を持ってみてしまうので(ハリソン･フォードは途中で死んだりしないしね)、マイナー映画には捨てがたい魅力がありますね。