謎の看板

なんじゃこりゃあ!

 少し前の話だが、なっちゃんが保育園から持ち帰ったその日の作品(=ガラクタ)の中に、へんてこな看板がまじっていた。何か文字が書いてあり、その下にチラシをまるめた長い「持ち手」がついてる。最近、ひらがな特訓の成果あって、それらしきものが書けるようになっては来ているのだが。その看板部分が、これです。
 内容を、解読のうえここに記す。
 「わるいひとわだめですよいいひともはいてわだめですわるいひとだとやだですはいてわだめですよ(どくろ)」
 なんじゃこりゃあ!?用途は一体何なのだ。「はいては」とは「吐いては」ではなく「入っては」だと思われます(当たりまえか)。真ん中辺りに描いてある、妙な物体は、「魔法使いの指」なんだって。雰囲気出てるような…。なっちゃんに尋ねたところ、「だめ〜!」と恥ずかしそうに隠してしまった。大晦日なんかに街に出てくる、「神の裁きが…」とか言ってる人たちの看板に見えてしまったのは僕だけか?
 結局作成目的は、謎のままだ。

ちょっとショック

 昨晩、夜中になっちゃんが「こわい夢見た〜。えーん」と泣きながら起きてしまった。翌朝、何で泣いちゃったの?と訊くと、「なっちゃんぐずぐずしたらパパが怒って、『なっちゃん外に出なさいっ』って言ったの」だって。ひえー、ショック!!思わず、「ごめんよ〜」と抱きしめてしまった。
 確かに、先日、ちょっと厳しく叱ったことがあった。お友達ファミリーが遊びに来ていたのだが、みんなで食べたおやつやお惣菜が余ったので、みんなで山分けしたのだ。その直後に機嫌が悪くなり、ぐずぐずが始まってしまいに泣き出してしまった。どうやら、大好物の「納豆巻き」を人にあげたのが気に入らなかったと見える(妻の推測による)。
 そういうケチは許さん、とばかり、ちと激しく叱り付けたのだが、結構気にしてたのかなあ。
 子どもを叱るのには、とてもエネルギーが必要だ。保育園に預けているので、触れ合う時間も少ないし、出来ればベタベタと優しくしてやりたいのだが、やっぱり悪いことは悪いとしっかり躾けておかないといけないと常に思っている。だから、ウチでは叱るのは僕が中心なのだが、きつく叱ったとき、大粒の涙が両目からぽろぽろっ!とこぼれたりすると、激しい罪悪感に包まれることもある。そういうときは、いつも心の中で、「ごめんな」と謝っているのだが、わかんないだろうな。
 ろくなもんじゃない自分が、こどもを育てるってのは、つくづく大変なことですね。