阿鼻叫喚の新年会

 今日は保育園の同じクラスの新年会があった。以前居酒屋で宴会を決行して周囲から顰蹙をかったこともあり、今回は小さなカフェを借り切っての開催である。何せあの時は、さわぐ子どもたちを掘りごたつ状になった座敷のテーブルの下に追いやって座布団でフタをしたり、そしたらその中で争いが勃発したりと、えらい大変だったのだ。幹事さんご苦労様。
 店の一角のテーブルや椅子をどけてもらい、子どもの遊びスペースにしつらえた。
 みんなだいぶ大きくなってきたので、やたらに泣いたりはしなくなったが、そこはやはり子ども。いつもと違う環境に大興奮で、あちこちで雄叫びや、それに混じって時おり泣き声もちらほら。カフェのスタッフの皆さんも、何か壊されるんじゃないかと、さぞ気が気でなかったことだろう。

 席はおのずとママチームとパパチームに別れ、それぞれ話が弾んだもよう。
 特にママチームは、こんな時くらいは私らに飲ませろ、ってな感じで、原則子どもたちにはお構いなし。パパチームの中でもいちばん若く、子ども扱いも上手いGパパが、主に子守担当として活躍していた。

 宴もたけなわになってくると、子どもは変にハイになってきて、なっちゃんも他の女の子たちと4人で手をつなぎ、何故か全員口にコースターをくわえ、ぴょんぴょん飛び跳ねながらデタラメのメロディを鼻で歌ったり(?)して、パパに「お前ら、何の部族だあ!」と突っ込まれる始末。

 しかし8時過ぎともなると、さすがに眠くなってぐずる子も登場。
 なかでもKちゃんは疲れてしまったらしくご機嫌斜めに。そして何故か、Kパパに「なっちゃんパパと、なっちゃんママと、なっちゃんと、4人で暮らす〜!!」と実現不可能な要求を突きつけて泣き出してしまった。話によると、Kちゃんは時々そう言ってパパママを困らせるらしい。Kちゃんは活発でかわいくて性格も抜群だし、ウチとしては大歓迎である。…が、始めは笑っていた超体育会系のKパパも、終いにはマジモードに突入。「こういうことは、ハッキリさせとかんといかん!」と、Kちゃんをシメていた。

 宴会は無事、9時前には終了。噂には、二次会に行ったつわものもいたらしい。子どもは!?

 みなさん今年もよろしくお願いします。