海・オブザ海

サーファー

禁断症状

 海が見たくてたまらなくなったので、久々に九十九里浜に出かけた。と言っても、8月にグアムに行ってるので、海に行くこと自体はそんなに久しぶりという訳じゃない。でも、リゾート風のマリンブルーの海より、洗練された湘南の海より、いかにも乱暴に「海!」という感じの、外房の海が見たかったのだ。なんつったって、わが青春の海といえば、検見川浜ならびに外房で決定である。ウインドばっかしやってた検見川浜と、何かと言えば出かけた九十九里。女の子と初ドライブ、とかいうと、必ず九十九里方面に出かけて、波乗り道路を飛ばしたもんだな。

やっぱり外房

 今回は、オクサンが三連休すべて出勤のため、なっちゃんと2人で実家に帰ったので、2人でドライブということに。なっちゃんも4歳になり、まあ、それなりに話し相手になるんである。保育園の誰ちゃんがどうした、とかいう話ですけどね。
 以前は海といえば、カーステレオにはサザンかチューブ、あるいは渚のオールスターズばっかりかけていたもんだが、今回は用意がなかったので「スキマスイッチ」なんぞを聞きながら海を目指した。若いなあ。
 久々の外房ということで、海がだんだん近づくときの高揚感を久しぶりに味わった。「あの角を曲がると、海が見えるはずだ」ってやつ。わが愛車BMW君も、海をバックにすると映えるのである。海が似合わない車は、イヤですね。願わくは、ルーフにサーフボードが乗ってればいちばん良いのだけど。
 海では、なっちゃんとしばし貝拾いをして、そのあとは波乗り道路を流した。往復しちゃったもんね。「お父さんは、この道が世界一好きなんだー」というと、なっちゃんも嬉しそう。
 そのあとは、防波堤に陣取って、ばーばの用意してくれたお弁当を2人でパクついた。
 心の洗濯ですね。

 なっちゃんは少々波が怖いみたい。防波堤でも、「手つなごう〜」「そんなに端っこ歩いたら落っこちちゃうよ〜」と、ちょっと腰が引けていた。でも、テトラにカニを見つけると、おおはしゃぎで「もっといないかなー」と探していた。
 そんな姿を見ながら、2人でドライブできるのはあと何年かなあ、と少しセンチになってしまったのであった。