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日本滅亡の序曲
眠いのだがほとぼりが冷めないうちに書いとこ。
数日前のニュースだが、10〜30代を対象とした総務省の調査によると、何と携帯電話を持ってる中学生は約50%以上、高校生になると95%に登るとか。
それだけでもカナリの驚きなのだが、極め付きは
女子高校生が携帯電話でネットやメールしている時間の1日当たり平均が2時間4分に達する
との調査結果。
ま…まぢすか!?
日本、ヤバくね?
先日、携帯電話を持ってない子の方が持ってる子より学力が高い傾向にあるとの記事を読んだが、この結果を見る限り、そりゃそうだろうと思える。ついこの間は、世界の中での学力調査ランキングがガタ落ちとの結果も新聞を賑わしていた。
べつにさ、テストの点数が低いこと自体は、そう大騒ぎする話でもないと思うよ。しかし、いちばん感性がはぐくまれる時期の中高生がさ、1日2時間も携帯電話とにらめっこってのは、相当深刻なんでないの。
ただでさえコミュニケーションが不全で、自己中心的でキレる人間が増えてる世の中だけど、若い頃からこんな事がフツーである連中が社会人になった時のことを考えるとちょっと恐ろしい。
ケータイ電話と「ラジスコ7」
…な〜んて言いながら、実は最近ケータイを変えたのさ。
そんで驚いたのが、その機能のすごさ。
なぬ!!乗り換え案内が検索できる!テレビが見られる!グーグルマップが携帯で見られる!あまつさえGPSで自分の居場所が表示される!カメラで読んだ文字を認識して、英和辞典が引ける!クレジットカードになる!
こんなてんこ盛りの機能、いちいち使うこともなかろうが、すごすぎ・・・
ていうか、子供のころからこんなのが当たり前の人たちって一体どうなるのか、ふと心配になってしまった。ケータイがなくなったら、まともに暮らせなくなったりして。待ち合わせ時間から逆算して家を出たり、ふとした行き違いで人と会えなかったり、駅の掲示板に伝言を残したり、というのはほんのわずか7〜8年前じゃなかったかなあ。
かく言う自分は、実はけっこう新テクノロジー好き。その根っこにあるのは、「うわ、こんなことが出来るようになったんだ〜!」という純粋な興味と感動だったりする。昔、弟が、距離にして100mしか通じないトランシーバーをクリスマスプレゼントにもらった時、一緒に遊ぶのがまあ嬉しかったこと!
ついでに思い出したのが、小学生の時お年玉で買った「ラジスコ7(セブン)」というおもちゃ。スパイ志望?の自分にとって、まさに羨望のおもちゃだった。確か、イヤホン式ラジオ、望遠鏡、顕微鏡、潜望鏡、懐中電灯、方位磁針と日時計(!)が一体になったもので、プラスチックのかなりチャチな代物なのだが、もう気分はすっかり大物スパイであった。あの「潜望鏡」って、長さが20センチもなかったのでは?自分でのぞいた方が早いっつーの。
そういう体験を踏まえるに、新テクノロジーが実現すると、「うわ〜!あの「ドラえもん」8巻に出てきた「腕テレビ」よりスゲ〜!」みたいな妙な感動と、どんな仕組みになってんのか?という興味がフツフツと湧いてきてしまうのであります。
何だ、結果、今の若いヤツと変わらんのではないか。あーオレも終わってるじゃん!!