ナショナルトレジャー★★★

　「オペラ座の怪人」を観たかったのだが、全部貸し出し中だったのでコレを借りた。
　ニコラス・ケイジが出ている時点で、そのキャラの濃さゆえに映画の雰囲気が一種決まってしまうので、何となく内容は想像できたが、まあ、「想定の範囲内」でした。
　つーか、いまどき珍しいくらいに「お約束」満載で、ほとんど筋が事前に読めてしまった。この手の映画って、「本当っぽい嘘」でないと乗れないんだが、そもそも出だしからして嘘っぽいんだもん。都合良すぎ!!それにブラッカイマー映画って、３割位はBGMで雰囲気作っている。
　何かの映画評でも読んだが、ある意味アメリカという国の歴史の浅さが出てるよな、と思った。何せ、宝探しの鍵が「独立宣言書」だもんね。ファラオの宝、とか何とかと比べると、新しすぎて神秘も何にもない。宝探しにアメリカの都会を駆け回られてもなあ。
　でも、トレジャーハンティングムービーって、結構飽きないんだよね。クダラネー、と思いつつも退屈せずに観れてしまうのだった。ディズニー映画って、無駄に人が死んだり流血したりしないところが安心だし。